稼げずの谷にいるときにサラリーマンを辞めるとやりたくない仕事をするはめになるという話
ヨッピーの本「明日クビになっても大丈夫!」を読んでいて、現実的な提案だなと感じたのは副業から始めなさいという話。
サラリーマンを辞め、「さあ、好きな事で稼ぐぞ!」と意気込んだ人がまず最初に、そして必ず通るのが「稼げずの谷」である。サラリーマンを辞めた、好きな事で食おう、それはいいのだけど、最初から順調に稼げる事なんてまずないだろう。働いても働いても単価は上がらず、サラリーマン時代の貯金も徐々に減っていく。趣味のキャバクラも週に1回から月に1回に減る。スーパーの安売りの時間にやたらと詳しくなる。この「谷」は起業した誰もが通る道なのだ。期間の長い短いはあるにしろ、全員、必ず通る、と言ってもいいかもしれない。
イケダハヤトみたいな奴は、こういう稼げずの谷のリスクの責任も取らずに会社を辞めろみたいに煽っているのに対して、副業から始めてリスクを下げようと書いているヨッピーは良心的だなと思った。
結局稼げていないのに仕事を辞めてしまうと、アフィリエイト記事を書くしかなくなってしまうというのはたしかに不自由だと思う。私自身はアフィリエイトリンクは別に貼っても良いとは思うのだけど、そのために転職をひたすら煽る記事を書くしか選択肢がなくなるのもねえ、哀れだよねえ、と思ってしまうわ。